男と女のボキャブラリー

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米語(英語ではない)には「男」や「女」を表現する単語がたくさんある。俗語や卑語が多いので、学校や英会話教室で習うことはまずないだろう。でも、映画やテレビを観ていると、これらの単語が本当によく使われているのだ。

日本語では「~な女(男)」と形容詞を付けるところを、米語では1つの単語で表現する。そういう単語を男女別に集めてみた。

<女性編>

女を表す単語(発音) 意味/使い方
chick(チック) 「ヒヨコ」という意味もあることから、「女の子」の俗語として使われる。いい意味でも悪い意味でも使われる。
gal(ギャル) 日本語で使われる「ギャル」とほぼ同義。「girl」が訛って「gal」になった。
bitch(ビッチ) 「嫌な女」の代表格。毎日、必ずどこかで耳にするほどよく使われている。それだけこの言葉に値するアメリカ人女性が多いということだと思う。
slut(スラット) 「淫乱女」とか「尻軽女」という意。これも「bitch」と並んで使用頻度が高い。
ho(ホー) 「hooker(=売春婦)」の短縮形。つまり、「誰とでも寝る女」という意味。 または「金のために何でもする女」。
skank(スカンク) 臭い動物(skunk)ではない。「ふしだらな女」というのが一番近い気がする。やたら肌を露出したり、セックスアピールをしようとする女のこと。
fox(フォックス) 「いい女」とか「超美人」の意。かなりの誉め言葉。ヘンドリックスの曲で「Foxy Lady」というのがあったが(古い…)、「キツネみたいな女」じゃなくて、「最高の女」ということ。
bimbo(ビンボー) 「貧しい女」ではない。見かけはいいが、頭はからっぽな女のこと。「ばか女」が一番近いかもしれない。
sleaze(スリーズ) 「尻軽女」「低俗女」の意味。「slut」とほぼ同意。
babe(ベイブ) なんとなく想像できるのではないだろうか?「fox」と同じように、「いい女」として使われる。金髪でナイスボディで、水着が似合うような女性のこと。
broad(ブロード) 「女」の軽蔑語。幅広い年齢層に使う。「old broad」なら「ババア」になる。
witch(ウィッチ) 「魔女」の意から「醜い女」「卑劣な女」。
dyke(ダイク) 「男みたいな女」の意。また、レズビアンに対する軽蔑語としても使われる。
diva(ディーバ) マスコミがこの言葉をやたら好んで使っている。日本語でぴったりくるのが「歌姫」なのだが、最近は歌手に限らず、女王様のような振る舞いの女性を広く指す言葉になった。

アメリカ人男性の考える女性の魅力は、なんといっても「セクシーであること」だ。そのため、「fox」や「babe」という誉め言葉を使う相手は、まずセクシーでなければならない。そこそこ美人だがセクシーでない女性に対して、これらの言葉は使わない。

しかし、セクシーが行き過ぎてしまうと、今度は「skank」や「slut」という軽蔑語になってしまう。アメリカ人は、いろいろと条件が厳しくてうるさいなぁと思う。

男性編

男を表す単語(発音) 意味/使い方
guy(ガイ) 男の俗語として最も一般的。幅広い年齢に使われる。
dude(デュード) これは「guy」よりさらにくだけた言葉。特に若い男性同士で使われる。
jerk(ジャーク) 「嫌な奴」の代表格。「bitch」の男版。
dork(ドーク) 「ダサい奴」の意。
idiot(イディオット) 「バカ」「アホ」の意。
geek(ギーク) 日本語でぴったりなのが「オタク」。「ガリ勉」とか「変な奴」の意味もある。「computer geek」のように、最近は専門分野にはまっている人のことを指す時にも使われる。
jackass(ジャックアス) こんな題名の映画もあった。日本語なら「ばか」とか「最低男」が一番近いだろうか…。女性が男性を罵る時によく使っていると思う。
moron(モロン) 「大ばか野郎」の意。本当に頭の悪い男に対して使う。
bastard(バースタード) マイク・マイヤーズの映画「オースティン・パワーズ」に、「Fat Bastard」というキャラクターがあった。「ろくでなし」とか「嫌な奴」という意。
scumbag(スカンバッグ) 「コンドーム」の意もある。「いやらしい奴」とか「腐った奴」として使われる。
slug(スラグ) 「のろま」とか「怠け者」の意。

日本語の「オタク」などもそうだが、「guy」や「dude」を除いた言葉は、女性に対しても使うことができる。ただ、圧倒的に男性を指すことが多いというだけだ。

まだまだたくさんあるのだが、あとはほとんど放送禁止用語になってしまうので、それはいつか別の機会に紹介する(インターネット上の規制についてはよく分からないが…)。

ただ、こういう俗語の場合、日本語の訳はピンとこない。やはり、映画などで前後関係を見ながら、どういう使われ方をしているのか知ることで、微妙なニュアンスが理解できると思う。

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