肥満との戦い

米疾病予防センター(CDC)が昨日、衝撃的な発表をした。アメリカ人の死亡原因のトップが、間もなく肥満になりつつあるという。現在、最も多い死亡原因は「喫煙」で、年間43万5000人が肺がんなどで死亡している。これに続くのが「肥満」で、年間40万人が糖尿病や心臓病を患って死亡に至るという。たばこが槍玉に上げられたことで、喫煙による死亡は減少しているものの、肥満による死亡は年々増加しており、政府はこのままいけば肥満がトップになる日は近いと警告している。 そして今日、連邦下院でいわゆる「肥満訴訟禁止法」が可決された(通称チーズバーガー法)。要するに、肥満の原因としてレストランや食品メーカーを訴えることを禁じる連邦法だ。他国の人は「そんなバカな…」と思うかも知れないが、肥満による健康障害の賠償を求めて、マクドナルドを訴えるアメリカ人が後を絶たない。 アメリカにはいろいろな戦いがある。テロとの戦い、ドラッグとの戦い、犯罪との戦い、貧困との戦い・・・。どうやら「肥満」も正式にその中に入ったようだ。消費者も企業も、真剣に肥満と戦わなくてはならない時代になった。